コミュニケーションが増える
ノーリフティングケアに取り組むことで得られるメリットはなんでしょうか?
- 対象者の方が、力まかせのケアを受けないですむこと
- 働く人が、腰痛などで身体を壊さずにすむこと
これまで、ノーリフティングケアに関する他の記事を読んでいただいた方はこの2つがすぐに思い浮かぶことだと思います。
しかし、ノーリフティングケアの取り組みにより得られるメリットはそれだけではありません。
その意外な!?効果の一つは「コミュニケーションが増える」
ことです。
ではなぜ、コミュニケーションが増えるのでしょうか? それは…
会話をする必然性があるから
ノーリフティングケアに取り組む前の施設の状況はどうでしょうか?
対象者の方の最近の変化や、ケア内容について必要があれば、スタッフ同士で相談をすることもあると思います。
しかし、多くの場合は相談相手が限定的です。
筆者も、ノーリフティングケアに取り組む前は、他の職員さんが何を考えているのかは理解ができていませんでした。(それどころか、あまり話したことのない方もいました。)
ところが、ノーリフティングケアに取り組んでいくことで色々な職員さんと会話をする機会が増えました。
それは、その部署での取り組みの普及状況の聞き取りを行うから
です。
~ノーリフティングケア推進員会には「総合プランナー」という全体をモニタリングする役割があります。~
聞き取りをする中で、初めはこちらが聞きたいことだけを聞いていましたが、次第に相手からの質問ももらうようになりました。
それは、ノーリフティングケアに関する質問もあれば、関係のない話のときもあります。
でも、私はそれで良いと思っています。
話しかけやすい人だなと、思ってもらえれば、必然的にコミュニケーションの頻度が増えます。そうすれば、その先にもっと有力な情報交換ができる日が待っています。
それを続けていった先に、きっとノーリフティングケアが根付いた職場が待っています。
いまは、その日を目標に、これからも頑張っていきます。
本日も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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