イチからわかる!ノーリフティング ケア①

あなたは『ノーリフティングケア 』という言葉を聞いたことはありますか?

介護の仕事をしている人はどこかで聞いたことがあるかもしれません。

そこで突然ですが、介護の仕事をされているあなたに質問です!

ノーリフティングケア ってどんなケアでしょうか。

  • “リフトを使わない介護?”
  • “リフトを使った介護のことじゃないの?”

残念ながら、2つとも間違った解釈です。

正しくは、

介護をする人と受ける人がお互いに負担の少ない楽なケア

(日本ノーリフト協会高知支部.ノーリフティングケア 宣言より引用)

のことです。

そこで、今回の記事では、
・『ノーリフティングケア』 という言葉は知っているけど、よくわからない方
・『ノーリフティングケア』という言葉を初めて聞いた方
   に向けて,ノーリフティングケア とは何か?ということをお伝えします!

そもそもノーリフティングケアって何?

ノーリフティングケアとは、
人力のみで患者様や利用者様を”持ち上げない抱え上げない引きずらない”介護のことを言い、要介護者の協力をうまく引き出したり、福祉用具や機器を使用する方法が取られています。
ノーリフティングケアを行なうことは、介護者の腰痛予防はもちろん、介護を受ける側も皮膚の損傷や痛みの軽減、また心理的な不快感の軽減につながり、介護をする人にも、介護をされる人にも優しいケアのあり方と言われています。

なんで今ノーリフティングケアが必要なの?

介護現場で働く人の3人に1人が、深刻な腰痛に悩まされていると言われています。

腰痛によって、仕事を休んだり、腰の手術が必要となり、手術をしたものの介護職を辞めざるを得なくなる人、手術の禁忌動作にせいで趣味であった運動や腰を屈めて入る入浴にも制限が出てしまう方も少なくありません。

筆者が働いていた病院はいわゆる腰痛の手術が有名な病院で、県内外問わず色々な腰に問題を抱えた患者様が訪れていましたが、その中にも介護士さんや看護師さんが介護で腰を壊して手術を受けに来ている人も少なくありませんでした。

中にはその病院で働いている看護師が腰を壊してしまいその病院で手術を受けるといった永久機関的な例も見られました。。。

そんな身体的にも精神的にも負担を強いられる介護業界の問題に、介護の根本的な考え方を変えようという動きとして「ノーリフティングケア」が必要になってきているのです。

介護する側・介護される側、両方に優しいケア

何よりこのノーリフティングケアは介護者の負担が減ることは勿論、介護をされる側の負担も減ることがわかっているのです。従来の引きずったり、過度に持ち上げる介助方法は褥瘡(じょくそう※床ずれのこと)などの皮膚トラブルや要介護者の身体の力みが原因となり関節の拘縮が助長されてしまいます。またそれだけでなく、「きつい仕事をやってもらって申し訳ない」という負い目を感じさせ、精神的負担も大きくなり、起き上がることへの意欲の低下や諦めにも繋がってしまうのです。

ノーリフティングケアによりリフトや移乗シートを使用して介助を行なうことでそのリスクを軽減することが出来、要介護者自身の負担も軽減できる。

まさに、介護をする側、介護をされる側双方に負担のない優しいケアであり、今後更なる高齢化を迎える日本には、確実に必要な新しいケアの形なのです。

終わりに

以上、ノーリフティングケアについて概念や定義をお伝えしました。

お付き合い頂きありがとうございました。お疲れさまでした!

これは私の個人的な感覚ですが、多くの介護者は、現状既にとてつもなく頑張っていると思います。それこそ自分の身体を壊してしまうほど…

ノーリフティングケアはそんな頑張りのベクトルを少し変えて、要介護者も自分自身も護れるケアの形です。

なるべく多くの方に広まって介護=キツイ、大変という認識が変わっていけばいいなと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました。

あなたはどのようにお考えでしょうか?

コメント等お待ちしております。

ありがとうございました。

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