本日は、施設でスライディンググローブを導入した際の裏話を紹介します。
職員の皆さんにどんどん使ってもらおうと思い、スライディンググローブをポケットに入れて普段の業務にあたってもらいました。
今回は、使い捨てタイプのスライディンググローブのため、50枚入りの箱から各自持ち出し、使用していただいておりました。
すると…
開封から
たった3週間で、ほとんど空になってしまいました。
職員の数は20名程度なので、一人が2枚ほど使用した計算になります。
なぜ、こんなに消費スピードが早いのでしょうか?
この施設のルールとして、壊れたら新しいものを使うという決まりがありました。
では、たった3週間で皆のスライディンググローブが破損してしまったのでしょうか?
答えは、否です。
では、感染症にかかった利用者様がいたため、1度使ったら破棄していたのでしょうか?
その答えも、否です。
スライディンググローブをあっという間に、終わってしまった原因は…
間違えて洗濯をしてしまったから
でした。
スライディンググローブは普段から使えるように、ユニホームのポケットに入れて持ち歩いてもらっていました。その、スライディンググローブを洗濯の際に出し忘れて一緒に洗ってしまっていたそうです。
筆者も幼いころハンカチやティッシュペーパーをズボンのポケットに入れたまま洗濯に出して、母親に怒られた経験があります。
今回の施設の職員さんは、ポケットにスライディンググローブが入っていることを忘れてしまい、一緒に洗濯をしてしまったそうです。
布製のスライディンググローブなら洗っても、乾燥を十分にすることができます。しかし、ポリエチレン製の使い捨てタイプのスライディンググローブは空気を通す穴がないため、中にたまった水分が十分に乾燥されず異臭を発生するようになってしまったそうです。
そのため、処分になってしまい、新しいスライディンググローブがどんどん使われるようになったようです。
裏を返せば、ポケットに入っていることを忘れてしまうほど、邪魔にならない福祉用具ともいえるのでしょうね。
その後は一度、失敗を経験することで、同じように洗濯機に入れてしまうことは減ったようです。
今回の教訓は「(使い捨ての)スライディンググローブを洗うな!」ということですね。
以上、施設導入時の裏話をご紹介させていただきました。
今回も最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
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