皆さんこんにちは。
今回は福祉機器の選定方法について話していきたいと思います。
福祉機器の重要性

今までも何度かお話してきましたが、
介助量の重い人の介助は人力にのみで行ってしまうと、介助をする側が身体を痛めてしまうことは勿論。
介助をされる側も皮膚トラブルや恐怖を感じてしまうなどデメリットがとても多くなってしまいます。
そんな中で重要となってくるのが、
福祉機器を用いた介助
となってきます。
勿論、何でもかんでも機器を使えばいいというわけではありません。
しかし、寝たきりで180cm近くある体格の大きな人を人力での一人介助で行うのは怪我のリスクに直結してしまいます。
その人の介助量や体格に合わせて、介助をする側・される側、どちらにも優しい介護を見つけていくことが大切です。
福祉機器はデモ機で試してなんぼ
そうなってくると今度は
どの福祉機器を使うのか
が重要になってきます。
福祉機器には様々な種類があり、同じリフトでもメーカーによっても使いやすさが違ったりします。
購入したのに実際に使ってみると不便で使いづらかったなんてことがあります。
そうなると、せっかく買ったリフトが倉庫でホコリをかぶることになってしまいます。
なので、「リフトを導入したい」となったときは、ぜひメーカーに問い合わせてデモ機を借りてください。
同じ機器を持ってきてくださり、1~2週間くらい貸してくれます。
その間に使いたいと思っていた患者様・利用者様に機器を試して使いやすさをチェックしましょう。
デモ機使用時のチェックポイント
デモ機を使用するときに見ておいたほうが良いポイントは
- 機器の幅と介助場面での動きやすさ
- タイヤの動かしやすさ
- スリングシートの付けやすさ
- ベッドの下に機器の脚が入るか
などです。
本当に細かいところもありますが、そんな少しで使いづらさが変わってきます。
もし、使いやすければその機器を購入して、同じように使い続けることが出来ます。
また、使いづらい部分があったら、メーカーに相談して対応できる別の機器がないかを聞いて、またデモ機を持ってきてもらいましょう。
こうすることで、一番使いやすい機器を購入することが出来るのです。
ちなみに、こういったデモ機は機器だけでなく、スライディングボードなどの用具でもレンタル可能なのでぜひ試してみてください。
まとめ
今回は福祉機器を実際に購入する前に、デモ機を試すことで一番使いやすいものを選ぼう
というお話をさせていただきました。
メーカーも皆さんに使いやすいように機器に様々な工夫を凝らしています。
少しでも介助者、利用者さんに使いやすいオーダーメイドなケアを提供できるようにしていきたいですね
以上ありがとうございました。
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